人類700万年の食事の歴史は、「糖質制限」です。
現代社会のように、糖度を競うフルーツや、糖質にまみれたスナック菓子などはありませんでした。
小麦や米が主食の歴史は5000年足らずです。すなわち、私たちの体は、大量の糖質を必要としないように進化してきました。必要分は肝臓で”糖新生”されるので、糖質過剰の食生活で、膵臓が疲弊し、インスリンが枯渇してしまい、いわゆる糖尿病による合併症～毛細血管・大血管の損傷から、失明、四足の切断、脳梗塞・心筋梗塞～と進行します。痛みを伴わないため気づいたときは手遅れの怖い病気です。

三島が、糖尿病を治すべく始めた、「江部式糖質制限」は、血糖値の乱高下による気分の乱調をなくすので、集中力が続き、眠気がなくなります。
私が、一日15時間超の指導にも疲れを見せない姿を見て、塾生が真似をするようになり、学習効果が上がりました。
さらにご家族も実践するようになりました。
つまり、その不調の原因は食事にあることが分かったのです。

「糖質制限」、「制限」という文字のひびきが重いですね。そこで「糖質オフ」、「MEC食」…ドクターたちは、あれこれ耳障りのいい言葉に変えて、第一発見者であるかのように声高に唱えました。最近は「４毒抜き」ですね。でも、そのルーツは「江部式糖質制限」なのです。
炭水化物（＝糖質＋食物繊維）が三大栄養素と言いながら、給食の栄養成分表には糖質量が書かれていない。電卓をはじくと一様に60％、100g～になります。適量の20gの5倍。行政が隠す理由が見えてきます。
糖質過剰の給食のせいで、子供たちは午後の授業がうつらうつら。先生方も眠いので、えらい先生方は、午後の授業を外すように時間割担当に言います。
人体組成は、タンパク質25％、脂質15％、水分の60％、糖質とビタミン・ミネラルは、わずか５％。つまり糖質は１％で事足りるのです。避けているのに、どうしても入ってくる分で十分なのです。
また、「食べているのに栄養失調」という言葉があります。地野菜とは違い、化学肥料と農薬で育てられた”きれいな野菜”には栄養がありません。お肉も、多密飼いによるストレスと、抗生物質投与を受けて育てられます。そこで、個別三島塾では、関東の生活クラブ、九州のグリーンコープで、調味料、野菜を購入、お肉は九州食肉学問所、他にも、ジビエ、天然のお魚など、厳選した食材を使い、主食からおやつまで、三島の手作りで無償提供しています。

・朝食／手羽先スープ（手羽先2本、玉ねぎ、にんじん、塩、糖質０酒）

・10時／三島の手作りアイス（生クリーム、牛乳、バナナ、以上、グリーンコープ。カカオ、有機栽培、アルカリ不使用焙煎）

・昼食／蒸篭蒸し（青菜：キャベツ、白菜、コマツナ…。根菜：レンコン、サツマイモ、カボチャ、…。果菜：ミニトマト、しし唐、オクラ、ナス…。卵。魚：鯖、タラ、ニシン、タイ、…。肉：牛、豚、鶏、…。）

・3時／チョコバナナオムレット、杏仁豆腐、米粉アップルパイ、…。

・夕食／肉料理。牛豚鶏、ジビエ（クジラ、イノシシ、鹿、馬、アライグマ、カンガルー、…）。

・時に、夜食／麺類（自家製叉焼入り豚骨ラーメン、酸辣湯、ざるそば、フォー）、お茶漬け、鶏飯…